郷土の技術をアートに高め
ここは、丸居哲雄さんの「寄せ張りアート」作品の展示室です。
「寄せ張りアート」とは、木を紙のように薄くスライスした「つき板」と呼ばれる資材を、貼り合わせて作る「寄せ張り」という徳島県特有の木工の技法を応用し、黒檀、紫檀、ナラ、ニラ、サクラ等、色や質感の違う「つき板」をカッターやハサミで整形し、組み合わせて描いた作品のこと。
徳島県は木工産業が盛んで、「寄せ張り」の技術を使った家具や仏壇等はたくさん作られていますが、これをアートとして発表しているのは県内でも数えるほどしかいません。ましてや他県には、この技術を持つ者すらは少ないはずです。
そんな中、この「寄せ張り」で阿波踊りを描いたのは彼が初めてであり、郷土の技術と文化を合一させた世界で唯一のアートを作り上げています。
この作品は、第1回徳島障害者芸術祭「通称エナジー展」でエナジー賞をいただいた作品です。
エナジー展には毎年小さな作品を出品していますが、賞をいただいたのはこのときだけです。エナジー展は、私にとって県美術展よりハードルが高い公募展です。 |
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私の場合、大作にようする平均制作日数は約10ヶ月です。何年かたてば、もう一作余分にできる年もありますが、基本的には1年1作です。そしてそれを県美術展に出品し審査してもらうのが私のライフワーク。一球入魂ならぬ一作入魂なのです。
この作品は、1999年の県美術展で奨励賞をいただきました。
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この作品は、特にこれといった賞等はいただくことはできませんでしたが、私の好きな作品です。
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この作品は、1997年の県美術展で初めて特選をいただいた作品です。 |
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この作品は、2007年に徳島県で開催された国民文化祭で県知事賞をいただいた作品です。 |
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