ボランティア結集黄水仙の下
2000年 F8 (455mm x 379mm)
十年ほど前、ロシアのタンカー「ナホトカ号」が日本海で破損し、大量の重油と船首部分が福井県の海岸に漂着した。 このとき全国から大勢のボランティアが結集し、回収作業にあたっているとの報道が連日流れていた。
福井県と言えば水仙の群生で有名。現場を見下ろす高台に黄水仙が咲いていたかどうかは定かではないが、黄水仙の強くたくましいイメージと、この事件以来活発化していく市民活動とが重なって、この句かでき、この絵になった。