曼珠沙華夕日担いで土手歩く
2000年 F8 (455mm x 379mm)
ボクには土手で遊んだ記憶がない。町の中で生まれ、町の中で育ったというのも理由ではあろうが、たとえ近くにあろうとも、この体では一人で遊びに行くことなどできはしなかった。
真っ赤に染まった秋の夕暮れ。曼珠沙華がこの世のすべてを赤くする。そんな中、遊びたりずに棒きれを振り回しながら帰って行く自分をイメージしてみた。